インドネシア トラジャ ランテカルア【有機JAS栽培】 200g

製品名: トラジャ ランテカルア
原産国: インドネシア
生産地: スラウェシ島トラジャ地区ランテカルア山麓（標高1,450～1,600m）
品種: ティピカ種・ブルボン種

インドネシア産のコーヒー豆といえばスマトラ島の『マンデリン』が一番有名です。しかし、歴史の深さで語るなら圧倒的に『トラジャ』です。
トラジャコーヒーはインドネシアのオランダ植民地時代から存在し、香りと味の良さにより王室御用達の栄誉を受けました。まさに、貴族のための一杯でした。
インドネシア独立運動後、トラジャコーヒーの生産は途絶え、長らく「幻のコーヒー」とされていました。
しかし、トラジャを愛する外国人と現地農民の協力により、スラウェシ島で近代的な栽培技術と品質管理を導入し、20年もの歳月をかけてコーヒー農園が復活しました。
トラジャは最高品質のコーヒーとして再び評価され、今では世界中にファンがいる有名な珈琲豆になっています。

RANTE KARUA（ランテカルア）
RANTEは「8つの山」を、KARUAは「裾野」を意味しており、その名の通り最高峰2,300ｍの8つの山の裾野1,450ｍ～1,600ｍの地域にコーヒーは栽培されています。
昼間は気温30℃まで上昇しますが夜は10℃程度まで冷え込みます。この寒暖差が良質のコーヒー豆が生まれる条件となっています。
豆はティピカ種で真っ赤な完熟豆のみを丁寧に手摘みするため、手摘みの段階でほぼ不良豆が存在しないという品質の高さを誇ります。
この地域は綺麗で豊富な水があり水洗処理設備も整っています。それに発酵工程の管理もきちんと行われていることから、品質が高いコーヒー豆が安定して作られています。
乾燥工程にもこだわり、コーヒー豆をコンクリートの土間に直接敷いて乾燥させるのではなく、高床式の天日乾燥場で9～10日かけてすべて天日によって乾燥させることで均一な乾燥を実現し、何より品質を重視 しています。
異物除去装置、比重選別機、スクリーン選別機も充実しており管理が行き届いているため、高品質の豆が生産される大きな理由と言えます。

トラジャの生豆はコーヒーのオパールとも呼ばれる美しいものです。焙煎豆は期待通りの奥行きのある苦味とコク、そしてまろやかな甘みと酸味、全体のバランスの良さが抜群です。
個性のある香り、明るい酸味と柑橘系の風味があり、長く続く余韻を楽しめるバランスの取れたコーヒーです。

※この有機栽培の生豆は、日本有機JAS認証で、化学肥料及び農薬を一切使用していません。
また、遺伝子組換え種苗を使用していません。輸送(船)、倉庫(保管)、製造工程(焙煎、包装)など、いずれの過程においても薬剤は一切使用せず管理されています。

当店は創業時から途切れることなくトラジャ豆を取り扱っております。
スペシャルティ豆の中でも、比較的高価な価格帯に位置するトラジャ豆をなぜ取り扱い続けるのか？というと、やはり私自身が好きだから、ということが一番の理由です。もちろん当店に来店してくださるお客様にトラジャファンが大勢いらっしゃることも大きな理由です。比較的コーヒー好きな男性にトラジャファンが多めです。一度、気に入ってしまうとスパイシーな風味と奥行きのある味わい深い苦みの虜になってしまう、そんなところがトラジャの魅力です。どうぞ一度お試しいただき、トラジャ豆の魅力にはまっていただけると嬉しいです。